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7.マルノコで板を横に切る(クロスカット) |
板を切るのは、家具作りにとって基本中の基本ですが、正確に直角に切ったり、真っ直ぐに切るのは意外と難しいものです。フリーハンドで切るのは、至難の業なのでジグを使います。
横に切ることをクロスカット、縦に切るのをリップカットと言います。
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クロスカット(横切り) |
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市販のマルノコカッター定規を使用して切ると正確な直角にクロスカットできます。
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角度をつけて切ることも可能です。 |
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マルノコカッター定規の作り方 |
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直角の出ている3mm〜5mm位のベニア板の1辺に真っ直ぐな棒を取り付けます。これが木材に引っ掛ける固定棒になります。
棒の固定のコツ 両面テープや瞬間接着剤などで貼り付けておいて、反対側から釘を打つと簡単に接合できます。
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ベニアを裏返して、@で取り付けた固定棒と直角になるように真っ直ぐな棒を取り付けます。これが丸のこのガイドレールになります。 |
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取り付けたガイドレールに丸のこのベースを沿わせてベニアを切り取ります。
これで完成です。
固定棒を切りたい木材に引っ掛け、Bで切ったベニアの端を墨線に合わせてセッティング。 ガイドに沿わせて丸のこを動かせば直角に切ることができます。
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手押しカンナの場合、正確に平面にできるのは、テーブルに載るサイズですが、真ん中に刃があるので、テーブル全長の約半分の長さの板までです。
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8.マルノコで板を縦に切る(リップカット) |
板の長さ方向に切ります。
普通は、マルノコの平行定規を使いますが、エッジが凸凹のものや曲っている板などは、これを使うことができません。ちょっと工夫が必要です。
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マルノコの平行定規を使います。 |
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板の側面に平行定規を当てて切っていきます。
集成材、合板などエッジが真っ直ぐなものには有効です。 |
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アイクランプを使う。 |
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板の幅が広くてガイドが届かない時や板のエッジが凸凹の時などは、アイクランプのような定規を使います。
→ シンワ アイクランプ
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マルノコ・リップカット・ジグの作り方 |
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アルミアングル、アイアン、セテンレスなど曲がらない棒をべニアに貼りつけて、マルノコカッター定規製作と同様にアングルに沿ってマルノコで切るだけです。
これを板にクランプで固定して使います。
これは、トリマやルータにも応用できます。
私の場合は、180cmの長尺まで対応できるものを作ってあります。
無垢板の場合は、エッジが凸凹だったり、曲っているものが多いので、大変活躍しています。

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右写真は、トリマ用ですが、こんな風に使います。 |
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